スロッターがノリと勢いだけで海外企業で働き始めた結果【第3話】
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ゼロから始める韓国企業生活
てな感じで僕の韓国企業生活はスタートしました。
韓国語必須っぽいのに韓国語話せない+未経験です。なぜ俺を雇った(2回目)
って今更そんなことを言っていても仕方がありません。
こうやってここに来たのも何かの縁。
どうせならやれるだけやって、足掻いてやろうじゃありませんか。
ここから始めましょう。一から…いいえ。
マイナス3くらいから!!!
何でもとりあえずやってみりゃいいんすよ!大丈夫、死にゃあせん(フラグ)
初日は業務内容の説明などはないようで、とりあえず職場の雰囲気になれましょう的な感じで席に案内されました。
オフィス内は日本語と韓国語が入り乱れて飛び交っています。
ここは本当に日本なの…?そう錯覚してしまうくらいに異世界感が半端なかったです。
オフィスのメンバーは日本人3人(営業担当の佐藤さん・山田さん+経理担当の女性)と韓国人6人で構成されています。
佐藤さんは元旦那さんが韓国人(韓国語は話せない)、山田さんは韓国大好き+韓国語ペラペラの外語大学出身、経理担当の人は旦那さんが韓国人です。
だいたいみんな韓国に何らかのつながりがあるんですよね。
僕はマジで何の繋がりもない。
完全に時給に目が眩んで勢いだけで入ってきただけです。異物感が半端ないです。
そのことを隣の席の山田さんにそのことを話すと、
「えーなにそれ!ある意味すごいねww 超ウケるんだけど!意味わかんなーいwww」
両手を叩いてゲラゲラ笑ってました。許さない。
「ねー崔(チェ)さん聞いたぁ!?マジウケるよねw」
ん、崔さんって…
あ~…あの子か…。
多分年下だとは思うけど、殺気を放ちながら仕事してた子ね。
ど、どんなリアクションするんだろう…。
スカートの中から手榴弾とか出てこないだろうな!?!?
「ホントマジウケる。松本さん最高w」
めっちゃ普通でした。
めっちゃ普通に腹抱えて爆笑してる。そして日本語がクッソうまい。
どうやら山田さんと同じ大学に通っていたようだ。僕の妹に顔がちょっと似ている(クソどうでもいい)
ていうか君たち笑いのツボ浅すぎるだろ。そんなので笑うのかよ!
いや、厳密には笑われてるか。な…なめやがって…!
李(イ)さんとの出会い
ワチャワチャやっているといつの間にかお昼になります。
「マチュモトさん!!」
誰かが僕を呼ぶ声がします。
ん、この声はオク部長ではないし…誰だ?
「お昼良かったら一緒に食べない?」
彼は確か…李(イ)さんだったな!歳は僕の3つくらい上だったかな?

僕たちは近くの飯屋でランチを食いに行くことにしました。
「すごいね、韓国語話せないのに入ってきたんだ!そんな人今まで一人もいないよw」

「ん~多分なんとかなるんじゃない?とりあえず困ったらいつでも相談してね!女の人多くて色々大変なこともあると思います」
李さんのやさしさが身に染みます。
まぁ~とにかくめっちゃいい人なんですよ。ほんと優しい兄貴分って感じ。
明日から始まると思われる辛さんからのOJTが億劫すぎてちょっと病んでいたので、ほんと救われたような気持ちになりました。
李の兄貴の存在は僕にとってかけがえのない存在となっていきます。
え?話せないんですか…?
午後からは明日からOJTをしてくれる辛さんと話すことになりました。

「松本さんね。こちらこそよろしくお願います。」
辛さんは日本で生まれ育った韓国人の方のようで、普通に日本語ペラペラです。
生まれてからずっと日本で生活してきたため、逆に韓国語が全く話せなかったらしい。
現在は勉強して普通に話せるらしいんですが、本人曰くヘタクソらしい。そんなこともあるんだ…。
「ちなみに韓国語はどれくらい話せます?」

「ええ!?!?」
「オク部長…いつもほんと適当だけど、これは笑えないわ…」

「電話対応の7割くらいが日本語通じない韓国人相手ですよ?w」
え…?これマジでやばいやつじゃん。
ちなみにデータ入力する書類もほぼ英語と韓国語で構成されているとの事。詰んだ。
そんな感じで僕の韓国企業生活(韓国語ナシ縛り)がスタートしてしまいました。
うん、さすがにこれは〇ぬんじゃないかな(白目)
次回へ続く!!!

それでは今回はこの辺で!
最後までご覧いただき、ありがとうございます!