スロッターがmixiでやりたい放題やって地獄に流された結果【第5話】
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目的地はよく知ってる場所さ 解らないのかい 冗談だろう
なんということでしょう。ナナちゃんとしれっとマイミク同士になったことがもうバレてしまっているとは。これが匠の技か。
彼のアンテナの高さには定評がありますからね。彼のミスターパーフェクトの二つ名は伊達ではないのです。






まぁD吾の言っていることは至極まともだよな。俺だって君の立場だったらそう思うね(他人事)
まずい…これはめちゃくちゃ追及されてA太やB男にチクられてフルボッコにされるやつだ…。







こうなったら…
BUMPの「涙のふるさと命駆独唱」
でD吾をひるませてそのスキに逃げるしかねぇ!!!




僕は窮地を脱した。追い込まれた時はBUMPの歌を命駆合唱すれば何とかなる。これ豆な。
僕はD吾の家を後にし、涙のふるさと(自宅)に向けて原動機付自転車を走らせた。
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勝機を溢すな!掴み取れ!
ナナちゃんとのメール交換は死ぬほど順調にうまくいき、知り合って1週間程でドライブデートの約束を取り付けます。
(画像はドライブギア)
僕のノールック車線変更でストリートファイターのボーナスステージの車みたいになった親父のステップワゴンは修理に出しているので、その代車を勝手に借りていざ出陣です!
(親父にはしばらく車に乗るなと言われている)

選曲が完全に本気で狙っている人のそれ。我ながら気持ち悪い。
ナナちゃんの最寄り駅まで代車を走らせること約2時間半、ついにナナちゃんとの初対面です!
ちなみにナナちゃん家まで自宅から約50キロありました。遠すぎるワロタ。帰りもこの距離を運転するの…?


あぁ~^^
あっかん、やはり三重弁女子は刺さる。反則ですよ反則。インチキッ…!
片道50キロはこれでノーカウントとなりました。そして見た目がめちゃくちゃ好み。これはまずい。
俺の今までの人生は…
この一瞬のためにあったんだ!
BUMP、野球、複雑な家庭環境…ナナちゃんとは共通の話題が死ぬほどあるので、会話がめちゃくちゃ弾みます!
でもやっぱ僕がやりたい放題やっちゃうとD吾も大学でやりにくいだろうしな…。
今日は紳士的な対応に徹しよう(前かがみになりながら)
僕は四日市の夜のコンビナートが一望できる公園に車を走らせます。
そう、今日は紳士的に。紳士プレイに徹するんだ。俺ならできる。
相手は、初対面の、しかも親友の後輩だぞ。冷静になるんだ。
ナナちゃんに無礼のないようにしなくっちゃ。それが親友の務めだ(やりたいやりたいやりたい)






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地獄耳のD吾さん
次の日の朝、D吾からメールが届きます。




第6話に続く!!
