パチ屋でバイトリーダーやってた時の思い出【第2話】
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はじめてのぱちんこあるばいと
そんなこんなでタイキで働き始めることとなった松本氏。
僕は早番に配属された訳だが、早番の中でも8時出勤の早番と10時出勤の中番に分かれているようだ。
ちなみに遅番は17時〜25時である。三重県のパチ屋は24時まで営業しているので、閉店作業が終わるのはだいたい25時くらいになるようだ。
僕は愛知に来るまでパチ屋は24時まで営業してるのが当たり前だと思ってましたからね。
愛知に来てハンドルストップが22時40分だと知った時は衝撃でしたね。
え、短すぎん?インチキじゃん!とか思ってましたからね。何がインチキなのか。
最初こそインチキじゃんとか思っていましたが、愛知の設定状況を知って三重県が修羅の国だったことに気付くことができました。
僕は愛知のパチ屋が23時に閉店することを許すことにしました。ユルストスルヨ。


当時は各台計数機(パーソナル)なんてなかったので、パチンコもパチスロもドル箱が当たり前だった。
片耳にはインカム(無線)を装備し他のスタッフと連携を取りつつ、呼び出しランプが付いたらお客様の元に全力疾走し、常にお客様には笑顔を振りまかねばなりませんでした。
いやー、今考えたらあんなのよくやってたなww
とにかくめちゃくちゃ体力使うんですよね!
ホール内をめちゃくちゃ走り回って、汗かきまくって、笑顔振りまきまくってましたね。
とにかく死ぬほど目まぐるしい毎日だったけど、楽しかったんですよね〜。
もちろん僕が接客業を好きなのもあるけど、パチンコ好きにとってあんな素晴らしい仕事はないと思いましたね。
そうそう。パチンコ店って他のサービス業と大きな違いがあるんですよね。
レストランの場合、お客様はお金を払って料理を食べる。
「満足!ご馳走様!ありがとう」
ほとんどのお客様がプラスの感情で終わりますよね。これが一般的なサービス業の姿です。
ところがどっこい。これがパチンコ店の場合はこうなります。
お客様はお金を払ってパチンコパチスロを打つ。
「出ない!遠隔!金返せ!」
なんということでしょう。
ほとんどのお客様がブチ切れてしまいます!!
ほとんどのお客様がマイナスの感情を抱く空間なんですよね、パチ屋って。ほんとね〜、めちゃくちゃ特殊な環境なんだよなぁ。
そんな感じでマイナスの感情をお持ちの方が大多数なので、お客様対応もそういう前提でやらないとすぐトラブルになっちゃうんですよね〜w
まぁそれはそれで僕はパチ屋らしくて好きなんですが、パチ屋の接客はそういうもんだと思うんですよね。
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シャバの空気はうまい
山本トレーナー付きっきりの研修期間を終え、ようやく他のスタッフと絡む余裕が出てきた松本氏。




いや、俺に聞くな。俺が聞きたいわ。名付け親の遅番トレーナーの大久保さんに聞いてくれ。
いやー、しかし加藤さんは相変わらず迫力があるな!
彼は先輩スタッフの加藤さん。年齢は…40代中盤くらいかな?
もうとにかくコワモテ。笑顔は素敵なんですが、笑顔じゃない時は色々ヤバい(語彙力)
喋ってみたら普通の人なんだけど、なんであんなに迫力があるんだろう。

彼の名はアッキー。
僕より3年くらい先輩だけど、同い年なのでタメ語で喋っている。
当時はタメ語で話せるのがアッキーくらいしかいなかったので、彼の存在は大きかった。


なんか今しれっととんでもないこと言った?
なんで元若頭が僕と同じピンクのポロシャツ着てお客さんにドル箱渡してんだよ!いい加減にしろ!






龍が如くなの?ヤ◯ザしかおらんやん。
今までそうと知らずに普通に喋ってしもたやないか!もっと早く言わんか、バカタレ!!
そう、当時のパチ屋にはこういう半グレの方が普通にたくさんいたのだ。
最初は自分が踏み込んでしまった世界に軽く絶望していたけど、不思議なことにずっといると慣れてくるんですよね。
人間の環境適応能力は偉大なのです。
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なぜパチ屋女性店員は可愛い子が多いのか
ヤ◯ザ(本物)に囲まれる毎日に絶望していた松本氏でしたが、そんな世界でも頑張ろうと思える大きな心の支えがありました。
そう、それは
女性スタッフがだいたい可愛いこと
でした。






なぜパチ屋の女性スタッフはだいたい可愛いのか。しかもフランクな子がめちゃくちゃ多いんすよ。
僕のような牛乳瓶の底みたいなメガネ掛けてるチー牛にも普通にニコニコ笑って話しかけてきます。やめろ、好きになるから(ニチャア)
いや、さすがにこれだけ人数がいたら1回くらい間違いが起きるやろ。
いつか来るその日まで、俺は必ずこの世界で生き伸びてやる…。俺は…未来を信じるぜ!!
次回へ続く!
