パチ屋でバイトリーダーやってた時の思い出【第5話】
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全てを超えし者
てな流れで神田さんと山本トレーナーとのしょうもない小競り合いに巻き込まれてしまった松本氏。
早くこのめんどくさいやつをなんとかしないと…俺がブチ切れてしまいそうだ…!
ていうても僕なんかはいりたてのペーペーだしなぁ…。山本トレーナーは範馬勇次郎みたいな形相でホールを巡回してるし…。
誰か…誰か何とかしてくれェ…!!


あれは…元893幹部の加藤さん!!
そうだ、そういえば早中番にはこの人がいたんだった!一番本気でやりあったらあかん人。






やっぱ本物(意味深)は違うわ。
もう加藤さんがトレーナーでいいんじゃないのかな。さすがの神田さんと山本トレーナーも元893には勝てないみたいだ。
まぁそりゃそうだろうな。2人ともこんなことで四日市港にドラム缶コンクリ詰め(意味深)にされて沈められたくないだろうに。
加藤さんは見た目こそめちゃくちゃ怖いけど、仕事はキッチリやるし、筋が通っていない相手には真正面からぶつかってくれるのだ。





人を見た目と肩書きだけで判断しちゃいけませんね。
加藤さんは元893若頭だけど、やる時はやるし、いざという時はこうやって困ってる人を助けるような人なんだ。
ありがとう加藤さん。僕にとってのアニキは加藤さんだけやで!!




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胸の大きいいい女
僕の同期にマイさんという女性がいた。
僕より3つ上の主婦で、見た目がエヴァンゲリオンのマリによく似ていた。メガネもマリと同じ赤ぶちの眼鏡である。誠にけしからん。
そんなマイさんには旦那さんとうまくいっていないとの噂があり、そんな彼女と何かの間違いが起きないかといつも心のどこかで願っていた(ゲス顔)
マイさんはいつも落ち着いており、誰に対しても敬語で話す人だった。
あまりの落ち着きっぷりと淡々と喋る様子から、彼女のことをアンドロイドと呼ぶ人もいた(無礼)

マイさんってば、あの神田さん相手でも敬語だもんな。ガード固いよなぁ。
旦那さんはかなりチャランポランな人だと専ら噂だけど、どうやってあの鉄壁のマリさんのハートを射抜いたんだよ…。

あれ…今…
タメ語で喋ってなかった!?
あのマイさんが職場でタメ語…そんなバカな…!
どういうことだ…2人の間で一体何が起こったというのだ!!










ま、待てよ?マイさんってまだ旦那さんと離婚してないよな?
それなのに付き合ってるってどういうこと?それって不倫じゃないか。なんて不埒な!



あ、そっすか…ハイ。
このパチ屋はなんか知らんけど、やたら性事情がアグレッシブなのだ。
気付いたらあの子とあの子がヤってて、気付いたらあの人とあの人が穴兄弟になってる。なんでなん?
どうなっているんだ、このパチ屋は…。地の果てか!
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そして夜勤へ
僕がタイキで働きだして3か月。
早中番での勤務にもある程度慣れてきていたある日、僕は担当の浜松さんに呼ばれた。



※遅番…17時~閉店までのシフト


てな感じで僕は遅番に異動となった。
ちなみにスクーターなくし男のあの福ちゃんも一緒に異動らしいw
ここから僕の長い長い遅番生活がスタートするのであった。
