パチ屋でバイトリーダーやってた時の思い出【第8話】
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仁慈流々
それはある日の出来事であった。
A先輩が4ぱちMAXコース、B先輩がその隣の4ぱちミドルコースの配置になった。ちなみに僕はその隣の4ぱち海コースだった。

配置コースが近いということは、今日は業務内でA先輩&B先輩コンビと何らかの絡みがあるのがほぼ確定ってことだ。
だってお客さんに出玉交換を頼まれてジェットカウンターで玉を流している時やトラブル対応時は、自分の担当コースの呼び出しランプは対応できませんからね。
そういう時は隣のコースの人がフォローに入るのが一般的な流れだった。よって近くのコースの人とは連携が取れる方が仕事がうまく回るのだ。
バチバチのA先輩とB先輩はお互いよほどのことがない限りフォローには入らない。
なのでどちらかが出玉交換やトラブル対応に入った時は、僕がしれっとフォローに行かなければならないという謎の構図が自然と出来上がっていた。
あぁ…なんてめんどくさいんだ…!なんて日だ!!!
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凶蟲無惨
そんなこんなで本日の業務がスタートした。
今日はMAXコースでイベントをやっており、A先輩のMAXコースはめちゃくちゃ稼働が高かった。

案の定この日のMAXコースは死ぬほど忙しかった。
隣のB先輩がク〇ほどA先輩のフォローに行かないので、僕が全部その尻拭いをさせられていた。
しかし僕だけのフォローでは限界が来てしまい、どうしてもB先輩に来てもらわなければならない状況になった。

(※インカム(無線)を使って会話をしています)

のっそのっそとクッソ暇なミドルコースからフォローに来るB先輩。もっと動かんかこの豚野郎
全く…そういうのを仕事に持ち込むんじゃねぇよマジで…。僕今日なんか知らんけどめっちゃ走ってんじゃん!担当の海コースクッソ暇なのにw





う、うぜぇwww
いや、A先輩はお前が全くフォローに来ねぇから空き台管理をするがないんじゃんww
さすがにこの稼働率は一人で満足にコース内巡回はできないでしょ…。



翌日からA先輩は仕事に来なくなり、音信不通となった。
どうやらよほどB先輩に指摘されたのが気に入らなかったらしい。いや、そんなので仕事やめちゃダメでしょとかは言ってはいけない。
だって、こういうトラブルで飛んだ人(音信不通になり突然仕事にこなくなる人)を僕はもう何人も見ているんだもの(白目)
この職場ではそれなりの頻度で起きるイベントなのであった。ちなみにこの一連の流れは「アイキャンフライ」と呼ばれていた。全然笑えねぇよ。
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相思相殺
A先輩がアイキャンフライした翌日。










翌日からB先輩は仕事に来なくなり、音信不通となった。まさかの2夜連続アイキャンフライ。
B先輩がいなくなったからA先輩が戻ってくるのかなとかちょっと期待したが、A先輩は既に他のパチ屋の面接に合格していた。なんなのこの人たち。
A先輩とB先輩が飛んで足りなくなった人員は、僕を含めた数人のソルジャー(意味深)で尻拭いをさせられた。
福ちゃんもしれっとソルジャーに選出されていて草が生えた。なんなのあの人たち(2回目)
