パチ屋でバイトリーダーやってた時の思い出【第11話】
白羽の矢
突如発動した小田くんからの突然の退職宣言。
なんでだよ…小田くんは確かここで結構長い期間バイトしてたはずなのに…突然すぎる。
それしてもこの職場、突然やめる人多すぎん?アルバイトとはいえこんなに人がポンポンやめてええもんなんか?(白目)




てことはやっぱトレーナーの仕事が嫌になったって事か…。
小田くんはなんだかんだでこういうのに耐えられる人だと思っていたので意外だった。
それと同時に人間らしい一面もあるんだなとちょっとホッとした部分もあったw
僕は彼のことを殺戮マシンか何かだと思っていましたからね。小田くんはキラーマシーンではなかったのだ。
その翌日、大久保さんから電話があった。







えっ、僕…??
僕なんてまだパチンコ業界で仕事を始めて1年半くらいしか経ってないし、遅番だと下から数えたほうが早いくらいのキャリアなんですが…。
だけど正直、大久保さんにそう言われて嬉しかった。
僕は何事も「どうせやるなら上を目指したい」と考える人間なので、めちゃくちゃ不安ではあったものの「チャレンジしてみたい」と思う気持ちの方が圧倒的に強かった。
しかし、襲ってくる不安も半端なかった。あの小田くんがギブアップした仕事だぞ…僕に本当にやれるのか…?
あぁ…に、逃げたい…!
今の状況から死ぬほど逃げ出したい…!
しかし、僕は何より負けず嫌いなのである。
不安で心臓が押しつぶされそうになったが、目の前のチャンスから逃げるわけにはいかなかった。


ということで、僕は遅番のトレーナーになった。
ちなみにみなさんもうお忘れかもしれないが、この記事のタイトルは「パチ屋でバイトリーダーやってた時の思い出」である。
物語はここから始まるのだ(プロローグ11話)
新しい世界
てことで消去法で遅番のトレーナーになってしまった松本氏。
パチンコ業界でのキャリアはほぼ素人レベルだし、周りの人も先輩だらけだった。なぜ俺をトレーナーにした。

彼女は川井さん。僕より2個上の先輩である。
前職は別のパチンコ店で主任をやっていたらしい。もう彼女がトレーナーでいいんじゃないかな。てかアゴちゃんって呼ぶのやめろ。


そう、川井さんはまさかの
ボクっ子
なのである。
まさか本当に自分のことをボクという女性がいるとは。こんなツンツンしてるのに一人称はボクなのだ。反則である。
ちなみにT社員と付き合っているのだが、仕事中は何かとツンツンしているがプライベートはめちゃくちゃしおらしいらしい。
T社員が言ってたんだから間違いない。反則である。あと、よくおパ〇ツが見えている。


最初は不安だらけだったけど、なんだかこのメンバーならなんとかなりそうな気がしてきたな。
やはり何事もとりあえずやってみるものだな。
世の中には絶対無理だと思っていたことも、やってみたら意外に余裕だったってパターンもたくさんあるものだ。



立ちはだかる現実
遅番トレーナーの道に活路を見出した松本氏であったが、現実はそう甘くはなかった。
松本氏はまだ気付いていないが、彼の眼前には多くの壁が立ちはだかっていた!



果たして松本トレーナーは修羅の国タ〇キを生き残れるのか!?
