パチ屋でバイトリーダーやってた時の思い出【第19話】
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閉店後の1枚掛け・3枚掛け作業
閉店作業の中に1枚掛け・3枚掛けという作業があった。
簡単に言えばパチスロコーナーに状態中(ART潜伏、前兆中、超高確率、リーチ目など)の台が残っていないかチェックである。
ちなみにART、AT中に営業終了時間を迎えた台は、閉店後に社員がリセットを掛ける。
僕が働いていた当時は基本据え置き+一部の台にリセット(設定変更)だったので、社員が閉店後に触る台は一部だった。
社員が触らない台が据え置きのまま明日の朝イチを迎えて良い状態かどうかをチェックする作業が1枚掛け・3枚掛けだ。
ノーマルタイプはリーチ目が残っていないかをチェックするために全台1枚掛け。
ART・ATタイプは全台3枚掛けをして回していく。あのウラッキープラザさんの動画とかでよく見るアレである。
ああ、そうそう!まさにこれですよ。
これを毎日閉店後に2~3人くらいのスタッフでやるのだ。
100枚くらいのメダルが入ったドル箱を持って淡々と1Gずつ回していくだけなので、正直死ぬほどチョロい作業であった。
この作業を担当するスタッフは完全に当たりだった。
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違う、今じゃない
今日の1枚掛け・3枚掛けは僕と川井さんと佐藤さんの3人であった。



二人ともいい歳したオッサンとお姉さん(苦笑)なので、しっかり合点承知の助で共鳴してしまうのであった。
よーし、僕は1枚掛けでハナハナチカらせちゃうぞ~!
ちなみにハナハナはガチでたまにリーチ目で閉店している台があるんですよねw
スイカ取りこぼし目みたいな出目の台を回す瞬間は地味にワクワクした。




【ウルトラマンウォーズのアレ】
・1/65536のプレミアムチェリーを引くと突入するUBM(ウルトラビッグバンモード)のこと。突入後は筐体端がレインボーになり設定変更をするまで設定6と同等の出玉率になる。
ちなみに川井さんのこの発見はマジでファインプレーであった。
何故なら、そこで川井さんが発見していなかったらおそらく
次の日も朝イチからUBM据え置き
になっていたからだw
お店にとっては本当にあかんやつである。
こういうのもたまーにあるので、3枚掛けを担当するスタッフはある程度パチスロの知識があるメンバーのみが選出されていた。


いいなぁ…やっぱ1枚掛けより3枚掛けの方が面白いよなぁ…。
ああ、佐藤さん僕の1枚掛けと変わってくんねぇかなぁ。1枚でチカるなんて月に1回あるかどうかくらいだしなぁ。






佐藤さんは3枚掛け(1G)で初代コードギアスのギアスラッシュ(1/65536)を引いていた。草。
こういうハプニングもありーので、3枚掛け作業は本当に楽しかった。
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絶対に負けられない戦いがそこにはある
その日の1枚掛け・3枚掛け作業は仕事ができるメンバーなのもあって比較的早く終わった。





正直、僕はやりたかった。
やりたいのは山々だけど…僕は作業が終わったらチーフに報告してみんなを上げなきゃいけないんだよぉ…!
無駄な残業はしないように言われてましたからね。まぁそりゃ当然だ。



僕は悪魔(ゴリラ)の誘いに乗ってしまった。
閉店後の誰もいないホールでのハナハナ早掛け対決。いやーこれがね、面白いんですよ。
閉店後のパチ屋ってめちゃくちゃ静かなので、ハナハナがチカった時に鳴る島上のパトランプみたいなやつの「キュキュキュキューン」が結構な勢いでホール内に響き渡るんですよねw


僕と佐藤さんのハナハナ早掛け対決が始まった!
その日はほとんどの台が設定1濃厚台なので、お互い全然チカらずただむなしく時間が過ぎていくだけだった。





普段事務所にこもっているはずのチーフが突如ホールに降臨し、僕たちの戦いは終わった。
僕と佐藤さんはその後約30分間のガチ説教を食らった。
ちなみに早掛け対決は結局どちらもチカらなかった。完全にボッタ店である(コンプラ)
勤務時間中に早掛け対決なんかやっちゃダメ。はっきりわかんだね(戒め)

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