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【ライター記事】むかーしパチンコ店で出会った面白い人【ディノさん】

寄稿記事

オモシロ経験談


 

こんにちはディノです。

 

私も長いことパチンコを嗜んでおりますので、それなりに色々と経験してます。今回は2つばかり思い出のエピソードをご紹介したいと思います。

 

 

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①兄ちゃんそれ、チャンスだよ!

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かれこれ25年くらい前でしょうか?私はパチンコ・パチスロで生活しているような者でした。

 

当時、社会の繋がりを失くさないために続けていたバイト先で仲良くしている先輩がいて、その人のバイクに乗せてもらい、未開拓のホール探しをしておりました。

 

自宅から離れたある幹線道路沿いに、そのパチンコ屋はありました。見た目から繁盛してるとはとても想像出来ませんでした。しかし、こんなホールこそがお宝なのです。

 

経験則を頼りにバイクを降り、店内へ潜入すると、年齢層高めの人たちが飲み物片手に談笑し

 

「100回したからこの台は来ない」

 

「風通し悪いからあそこは駄目」

 

などオリジナルトークをかましているではありませんか。

 

何か期待できそう。とりあえず私が知りたいのは稼働状況と全体的な出玉です。

 

 

ジャグラーの島に行き、台の様子を窺います。空き台を一台挟んで、左にはタオルを鉢巻き代わりにやたらモーションが大きいおじさんと、右には一心不乱に回しているオバサンがいます。二人ともハマっているようでボーナスが付いていません。

 

ふむふむその間の台。気になるな・・・

 

空き台なんだけど、もしかしてGOGOランプ点いてない?

 

空き台なんだけど、なんで両隣の人、関心ないの?

 

ランプ点いているから座っていいんだよね・・・とソワソワしてると

 

私に気づいた、ねじり鉢巻(おじさん)が声を掛けてきました。

 

「ニイチャン!この台チャンスだよ!」

 

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②微笑む婆様

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今から20数年前、東京都内のオフィス街の稼働はウハウハでした。営業職の人が多く、外回りの時間潰しで稼働してる人の割合が高すぎたのです。

 

リーチ目を残して消える人、いざBIGボーナスだ!と息巻いた刹那、電話が掛かり「あ、すぐ向かいます」と離席する人、目押しがザルな人。

 

楽しみ方、時間の使い方は人それぞれなので、何ら否定するわけでもなく寧ろ、大歓迎でした。

 

 

その日も甘い汁を吸う為、その店舗で稼働をしておりましたが、どうも隣の御婆様が気になって仕方ありません。なぜ気になっているかって?

 

見ると下皿にメダルを少々散らしているものの、稼働する様子がありません。正面の遊技台を見据え、手を膝に置き、優しく微笑み続けているからです。

 

私は何気なく御婆様のリールを見やると鉄板リーチ目が出ています。

 

「ああ、ボーナスの目押しができないんだな」

 

と直感したのです。

 

「揃えましょうか」

 

優しく声をかけ、BIGを揃えると自分の台に集中するのでした。

 

 

この時期の遊技台は消音機能がなく、ボーナスを揃えたまま長時間放置しても、大音量でBGMが鳴り続けるんですね。なんでそんなことを説明するのかって?

 

隣のお婆様がずっとその状態だったからです。

 

その状態と言うのは手を膝の上に置いて、正面を見据え、仏様のような後光差す満面の笑みでのその状態です。あ、台もか。

 

そこでお婆様と目が合い、小さな声で何か話しています。店内、うるさいですからね。何かなと耳を近づけると

 

「きらびやかに光ってますね」

 

なるほど、確かにピカピカしてますね。BGMもノラノリでこのアミューズメント施設での夢のひとときを・・・ではないよね?

 

お婆様、進めましょうかボーナスを

 

もちろん流れを見ていたので、御婆様がBIGを消化できるなんて思わない。技術介入もしっかりと、横から手を出してBIGを消化し終えたのでした。

 

 

そして瞬時に湧き上がる疑問。

 

なぜ、パチスロが打てないのにこの空間にいるのか。

 

なぜお札を入れてメダルの貸出までは出来ているのか。

 

頭はパニック。いや手出ししなければパニクることもないんですけど。親切心で、いや隣で微笑みながらちょこんと座ってるだけのお婆様には、誰でも声掛けるでしょ。

 

何だがどっと疲れて自分の台を打っていると、視界に入り込む不動のお姿。

 

あのーまだ座ってるんですか・・・

 

仕方なく話しかけると

 

「これはどうすれば・・・」

 

オッケー!全部やっちゃる。メダルを箱に移し店員を呼び、メダルを流してもらう。店員さんには流した後の流れもわからないだろうから、宜しくやってもらうようお願いしとく!

 

当然、その日は稼働に集中できませんでしたとさ。めでたしめでたし。